令和6年度入選者寄稿文

小栁輝山

クラウン吟詠コンクール入賞への感謝

「第51回全国吟詠コンクール決選大会」に於きまして、入賞を頂きまして誠にありがとうございました。
審査員の先生方や、いつもお世話になっている先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。初めて憧れのクラウンに出吟させて頂き、大変緊張しましたが、暖かな気持ちの中で自分らしく吟じることができました。
第1位として自分の名前を呼ばれた際は驚きでまるで夢の中にいるようでした。頂いたメダルとトロフィの重みを感じ、段々と嬉しさや実施感が湧いてきました。「本当にありがとうございました。」
 私が詩吟を始めたきっかけは、佐賀県立致遠高等学校吟詠剣詩舞同好会に入部したことです。当時はまだ声を出すという経験もなく、技術面においても未熟でした。自分の理想とする吟とのギャップに悔しい思いを感じておりました。
そのようなときに佐賀県立岳翠会に入会し、渕上岳翠先生をはじめとする、先生方に部活動に加えてご指導を戴くようになりました。
そして、全国高等学校総合文化祭に佐賀県チームとして仲間と日々練習に励みました。
3年の時にはチームが、全国優勝を果たすことが出来ました。
国技館の大舞台で吟じることが出来、一生忘れられない思い出になりました。
佐賀県の先生方や、先輩方も応援に駆け付けて頂き、心強かったです。
その後関西の大学に進学し、浪速岳風会の河野季岳先生に、ご指導いただきました。先生は県外で一人暮らしの私に心から寄り添い、支えて下さいました。
感謝しております。
 様々なコンクールに出場して、先生や先輩方の吟を聞き、交流したりして、私も自分の声で人の心を動かせる吟をしたいという目標ができました。
 現在は佐賀に戻り、日々のお稽古に取り組んでおります。
吟詠に出会い8年目になりますが、先生や先輩方の細やかな指導のお陰で、充実した日々を送っております。 クラウン吟友会の先生方や、先輩方の様に人に感動を与えられるような吟士を目標に精進して参りたいと思います。
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。