令和5年度入賞者寄稿文

小塚源晶

クラウン吟詠コンクールに入賞して

 私は小学生の頃から詩吟を始めました。始めて直ぐの頃は右も左も分からずやっておりましたが、続けているにつれて、吟ずることがどんどんたのしくなり、様々なコンクールにも挑戦していくなかで「クラウンコンクールで入賞して、
クラウン吟士になりたい」と強く思うようになりました。それからは「自分の持つ力を発揮し、入賞しよう」という目標をもち、日々練習に取り組みました。
しかし、何度挑戦しても目標達成できず、投げやりになることもありました。
しかし、クラウン会員の方々の力強く会場に響き渡る吟詠を聴くたびに改めて気を引き締めなければと、目標に向け取り組んできました。
そしてこの度入賞を果たすことができ、大変うれしく思います。
今回の入賞させて頂き改めて感じたことは、周りのたくさんの人達に支えられているということです。先生はじめ家族、自分の吟を聞いて応援してくれる方たち、アドバイスをくれる人、こういう方がいたからこそ今回の入賞に繋がったと思っております。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 今回クラウン吟士になることができ、自分の自信にもつながり、さらなる吟の向上に努めて「初心忘れるべからず」という言葉がありますが、もう一度基礎から見直し、精一杯練習し、より良い吟詠ができるように精進していきたいと思います。
また今後は今までやったことのない吟題にも挑戦し、一つ一つの詩に込められた感情や思い風景など表現して聴いてくれる人達に、詩に込められたものを伝えられる吟者を目指し自分の吟で詩吟に興味を持って頂けるきっかけを作れたら嬉しいです。
これからも吟詠を楽しみ、続けていきたいと思っております。宜しくお願い致します。