福原錦章
全国決選大会入賞の夢
この度、第49回全国クラウン決選コンクールにおいて入選させていただき、日本クラウン吟友会に入会出来ました事、大変嬉しく光栄に存じます。
コンクールも二十数年前よりの挑戦でしたが、家業も多忙で、なかなか詩吟に集中出来ず半ば落ち込む時期もありました。しかし錦風流の先輩方に応援して頂きながら練習に励みました。そして今回長年の夢であるクラウン吟士のお仲間になれましたことは、感激の至りであります。
私は20代で詩吟と出会い、吟道錦風流吟詠会宗家の故小松錦風先生のご指導で詩吟の奥深さを知り、後の早川会長、神作会長の下で研鑽を積んで参りました。2年前より会長に就任し、その立場でも皆の模範となるべく、全国コンクールに挑みました。 コンクールに挑戦するようになって、出会いましたクラウン吟士の諸先輩より声をかけて頂き、細部のご助言をいただけたことが、何よりの励みとなりました。
コロナ禍でコンクール自体が中止となりましたが、全国大会入賞という夢の実現の気持ちを持続させ練習に取り組んで参りました。
永年、詩吟に打ち込んでこられましたのも、日頃の会員との練習に加え、自宅での練習等家族の応援があったからこそと感謝するばかりです。
私の住む千葉県の南端部では、人口減少が著しく、詩吟人口低迷に歯止めがかかりません。大会も本年より規模の縮小を余儀なくされました。
私も一会派の会長として、詩吟に親しむ若者の発掘に寄与しクラウン吟士としての研鑽を積み精進してまいる覚悟です。諸先輩を見習い、会員として恥ずかしくない様に精進して参ります。何卒宜しくお願い致します。