令和7年度入選者寄稿文

塚村誠瀛

憧れのクラウン吟友会

 この度は、第52回クラウン全国吟詠コンクール決選大会にて入賞させて頂きました事、心より感謝申し上げます。中国地区(広島)の塚村誠瀛と申します。是久誠蓉先生の吟を聴いて詩吟のカッコよさに惹かれ、先生に師事して20年ほどになります。雅号の「瀛」の字は少々しいですが、律詩「祝賀詞」に出てくる「芙蓉の雪 大瀛の水」からいただきました。そうです。師匠が「蓉」なので、対になっていてかっこいいのです!

 初めてクラウン吟詠コンクールに出場したのは、私がまだ20代の頃、詩吟を始めて1年程だったと思います。大きな舞台に私一人で使わせてもらえる高揚感、詩文を忘れたらどうしようという不安、出番が近づくにつれてどんどん強くなってくる「とんでもないところに来てしまったのでは!?」という焦燥感、全てが新鮮でドキドキする体験でした。あれから18年、結婚して子どもを授かり、既に40代も後半戦。最近では子ども達も一緒に詩吟をしてくれるようになりました。

 ここ数年は、地区のクラウン吟士の先生方に顔を覚えていただいて、「今年こそは頑張って!」「そろそろ会員になれるように!」と、地区予選の際には声をかけていただいておりました。少々過激な先生は、全国大会の数日前に「頑張ってきますね!」とお伝えしたところ、「がんばるではなくて、絶対入ってください。」という、少し脅しのような激励をくださいました。そのおかげもあって、頑張れたような気もします。

 未だに出番の前のドキドキに勝てた気はしませんが、やっと日本クラウン吟友会のお仲間に入れていただくことができました。何度も足を運んだクラウン吟友会ジョイントリサイタル!あの華やかな、そして荘厳なる舞台に立っておられた先生方のいらっしゃるクラウン吟友会に入れたことを心から喜び、そして、長きに渡って支えてくださった先生方に大きな感謝の意をお伝えしたいと思います。ここから始まるたくさんの出会いと舞台を楽しみにしております。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。