令和7年度入選者寄稿文

片桐由風

入賞して皆さんに感謝

「52回全国吟詠コンクール決選大会」に於きまして入賞を頂き誠にありがとうございます。教え導いて下さった先生方や先輩方、励まして下さった皆様に感謝申し上げます。

 子育てが一段落した頃、生涯学習の一環として何か無理なく長く続けられるものはないかと探していたところ、近くの公民館活動に「詩舞サークル」を見つけ、若い頃、体操やダンスをしていた私は、これだと入会しました。それまで詩舞とはまったく縁がなかった私にとって、とても新鮮で、楽しく活動していました。その詩舞の先生が「舞うにはまず詩の内容をよく理解することが必要、時間があれば詩吟教室にきませんか」と勧められました。
先生ご自身は、元々詩吟から始められたとのことで、大変丁寧に教えて頂きました。教室では、長年詩吟をされている先輩の味のある吟や、全国レベルの方の迫力ある吟を拝聴し、素晴らしいなと感じました。また詩の内容を勉強するうちに、歴史に疎い私でしたが、タイムスリップしたかのように、どっぷりその世界にはまってしまいこれもまた新鮮でした。
詩吟について学ぶうちに、歴史や文化に触れられるだけでなく、腹式呼吸による呼吸法や発声を意識することで心身の健康に大変良い影響があり、学ぶたびに新しい発見があり、私のような中高年齢でも無理なく続けられると感じました。まさに生涯学習に適していると思います。

 続けているうちに今度は素晴らしい吟を聴くことで次第に欲が出てきて、私もこのような吟が出来るといいなぁと、思い始めました。そんな時クラウン吟詠コンクール地区予選に出る機会を得ました。その頃は点数が全て出ており、先輩から良い点数だと言われて、慌てて見に行くと、地区での予選通過、次は決選、本当にびっくりしました。私でも出来るんだ!とこれまでで最も嬉しく自信がついた瞬間でした。

 その後決選大会に出られるようになって最初は、全く全国レベルの足元にも及ばず、3度目位で初めてシードに選ばれた時は、また一段上達出来たかと、大変嬉しかったです。
挑戦することの楽しみは格別なものがありますが、今回の出吟で、審査員の先生方に認めて頂き大変嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

 今後は、いかにして皆さんに感動を与えられるかを念頭に置いて吟詠と向き合い、微力ながら吟界のお役に立てるよう励んでまいりたいと思います。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。