星名瑞峰
詩吟と私
この度は、第51回クラウン全国吟詠コンクール決選大会に於きまして入賞させて頂きました事、心より感謝致しております。
憧れのクラウン吟士になれた事、まさか、まさかの夢のようです。これもひとえにクラウン吟士の各先生方、役員の先生方のアドバイスと応援があっての事と、この紙面をお借りしまして御礼申し上げます。
私が詩吟を始めたのは主人を亡くしてから1年後です。何一つ趣味もなく仕事一筋でした。その様な私に、詩吟を勧めてくれたのが、弘道吟詠会会長、佐藤旭峰先生です。実の妹で、若い頃から詩吟を始めておりました。会長の「教えてあげるから、一緒にやろうよ!」との声で始めました。仕事との両立は難しく、何度か辞めようかと思いましたが、会の先輩の方々の力強い支えがあって続けることが出来ました。
現在76才、仕事と吟をいつまで続けられるかわかりませんが、「あと5年頑張れ!あと5年頑張れ!」と自分に言い聞かせ、生涯現役をと願っております。それを続けることが、会長先生への恩返しと思っております。これからもクラウン吟士として恥ずかしくない吟者を目指したいと思いますので、よろしくお願いいたします。