令和4年度入選者寄稿文

暁星彩

感謝の気持ちを胸に憧れの舞台へ

この度は第49回クラウン決選大会に於きまして、入賞の栄誉を授かりましたこと心より感謝申し上げます。お教え導いてくださりました諸先生方や励ましのお言葉をくださりました皆様には感謝の気持ちでいっぱいでございます。講師会では何度もお時間を頂戴し、宗家先生から熱心でかつ明確なご教授を賜り、詩情を表現することの楽しさも感じさせてくださりました。また、教室での先生や諸先輩方からの家族のように愛情のこもったご指導やお言葉は吟への励みとなりました。言葉では言い尽くせぬ程、心より感謝申し上げます。
小さい頃より母と一緒に父の舞台を見に関西クラウン吟詠家ジョイントリサイタルに足を運んでおりました。煌びやかな舞台と心に響く吟と舞、全てが私の憧れでございました。息子が生まれ、親の有難さを痛感し父と同じ舞台に立ちたいという想いが募り、吟道に励むようになりました。
なかなか詩情を上手く表現することができず、何度も通釈を読み返し悩んだこともありましたが、諸先生方からのお言葉が心の支えとなりました。詩情を表現することの楽しさと喜びを教えてくださりましたことに感謝しながら、六回目の決選大会の挑戦で念願の入賞が叶いました。舞台の袖では詩情を表現できるよう宗家先生からのお言葉と菊花の写真を何度も見ておりました。吟を通して出会えた諸先生方や皆様に心より感謝しております。
これからは微力ながらも吟会の皆様のお役に立てるよう更に吟道に励んでまいりたいと思っておりますので、今後共ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、諸先生方、皆様の益々のご健康ご多幸を心よりお祈り申し上げます。