三浦美結
少年(クラウン準会員)
※16歳から正式な会員となります
私は中学1年生、12歳です。コンクールがある時、母はクラウンでのお仕事があるので、どうせ付いて行くなら私もコンクールに出ようと思い挑戦をしました。今までこの私大会に挑戦する母の姿を見て来て、入賞するのがどれだけ大変な大会かと言うことは分かっていたので、今回このように、漢詩と短歌の部、両方とも受かりとても嬉しかったです。 私の祖父が先生をしており2歳頃から詩吟を歌い始めていました。でも、母がずっとやっていたのでお腹の中にいた時から詩吟は聞いていて、生後10日でお教室の机の上に寝かされていたそうです。その後物心ついた頃にはお教室に参加する母の足元でおままごとしたり、一緒に机に付いて塗り絵やドリルをして過ごしていました。家族の前では良く歌っていたものの、人前で歌う事は出来ず、初めて舞台に立ったのは5歳でした。4歳の頃も歌おうと着物まで着たのに、緊張して泣いてしまい、とうとう舞台には出られなかった事を覚えています。その後もなんとか舞台には立って歌うけれど、舞台袖では毎回の様に泣いていました。 だんだんコンクールにも出る様になり、初めて大会で優勝した曲は「菊花」でした。 大会ではとても緊張してしまい、出番前になると、なんでこんなに緊張するものに申し込んでしまったのだろう、もう絶対に出たくない、などと思ってしまいます。でも歌い終わった後は、頑張って続けてきて本当に良かった、次はここを直したい、あそこはこうしたかったと思いながら今まで続けてきました。
クラウン吟士になれるのはまだ先との事なのでこれからも一生懸命練習し、もっともっと上手になるよう精一杯頑張って行きたいと思います。